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泉質って何?

目次

泉質って何?

温泉といえば単純温泉や硫黄泉などの「泉質」と呼ばれるものがあるのはご存知の方も多いのではないでしょうか。では、この泉質って一体何なのでしょうか。

泉質とは、温泉を分類するために付けられたグループ名のことです。温泉の中に含まれている成分とその量によって分類されています。これは温泉法によって決められています。

温泉は地面から湧き出しています。その湧き出す過程でさまざまな成分が温泉の中に溶け込むので、湧き出す場所によって温泉に含まれる成分と量が違ってきます。このため、ごく近い場所にある複数の源泉でも、それぞれ泉質が違うことがあります。

泉質と効能

温泉があるところには、必ずと言っていいほど温泉分析表があります。その温泉分析表の中で「適応症」と「禁忌症」という項目があります。実は、温泉は泉質ごとに効能が期待できる病気や症状が違います。

温泉には症状を良くするものもありますが、体の状態によっては入浴や飲用を避けたほうがよいものもあります。症状を良くする効果が期待できるものを「適応症」と呼びます。適応症は温泉に入浴したときの効果と温泉を飲んだ時の効果の2種類あります。入浴時においては、泉質による効果の差はほとんどなく、主に皮膚に関連する効果が期待できます。体の内部に関しては、温泉の飲用のほうが効果が高いようです。

温泉療養をしてはいけない病気や症状のことを「禁忌症」と呼びます。病気持ちの方は入浴・飲用前に泉質の禁忌症を確認しましょう。また、「温泉療法医」という温泉療養者に対する療養指導ができるお医者さんがいますので相談してみることをおすすめします。温泉療法医は以下で探すことができます。
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泉質別の効能表

単純温泉 さまざまな含有成分がまんべんなく含まれ、肌への刺激が少ないので敏感肌の方に良いです。
適応症
(浴用)
一般適応症
適応症
(飲用)
なし
禁忌症 一般禁忌症
二酸化炭素泉 血行がよくなる効果がある。代表的な温泉地は「七里田温泉」。
適応症
(浴用)
一般適応症、高血圧症、動脈硬化症、切り傷、やけど
適応症
(飲用)
慢性消化器病、慢性便秘
禁忌症 なし
塩化物泉 保湿効果が高く、血行もよくなる。湯上りもぽかぽか。代表的な温泉は「ひょうたん温泉」。別府八湯の鉄輪温泉エリアに多い泉質。
適応症
(浴用)
一般適応症、切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、虚弱児童
適応症
(飲用)
慢性便秘、慢性消化器病
禁忌症 一般禁忌症、飲用による腎臓病、高血圧症、むくみがあるとき、甲状腺機能亢進症のときヨウ素を含有する温泉の飲泉。
炭酸水素塩泉 肌をなめらかにする効果がある。「美人の湯」とも呼ばれている。代表的な温泉は「ラムネ温泉」。
適応症
(浴用)
一般適応症、切り傷、火傷、慢性皮膚病
適応症
(飲用)
肝臓病、糖尿病、慢性消化器病、痛風
禁忌症 一般禁忌症、飲用による腎臓病、高血圧症、むくみがあるとき、甲状腺機能亢進症のときヨウ素を含有する温泉の飲泉
硫酸塩泉 鎮静効果と外傷に効果がある。代表的な温泉は「柴石温泉」。
適応症
(浴用)
一般禁忌症、動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病
適応症
(飲用)
慢性胆嚢炎、胆石症、肥満症、糖尿病、痛風、慢性便秘
禁忌症 一般禁忌症、下痢の時の飲用。ナトリウム – 硫酸塩泉の場合は、腎臓病、高血圧症、むくみがあるとき、甲状腺機能亢進症のときヨウ素を含有する温泉の飲泉。
含鉄泉 その名の通り鉄分を多く含み、殺菌効果や貧血・痔に効果がある。代表的な温泉は「ふるさとの宿みかさや」。
適応症
(浴用)
一般適応症、月経障害
適応症
(飲用)
貧血
禁忌症 なし
含アルミニウム泉 殺菌効果がある。水虫などの皮膚病に効く。代表的な温泉は「湯元屋旅館」。肌が弱い方や乾燥肌の方はおすすめしません。
適応症
(浴用)
一般適応症、慢性皮膚病
適応症
(飲用)
慢性消化器病
禁忌症 なし
含銅-鉄泉 肌のハリを回復させる効果がある。代表的な温泉は「湯元屋旅館」。
適応症
(浴用)
一般適応症、月経障害、高血圧症
適応症
(飲用)
貧血
禁忌症 なし
硫黄泉 ニキビや花粉症に効果があるが、肌の弱い方や乾燥肌の方にはおすすめしません。代表的な温泉は「明礬温泉 湯の里」。
適応症
(浴用)
一般適応症、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病。硫化水素型では上記の他に、高血圧症、動脈硬化症
適応症
(飲用)
糖尿病、痛風、便秘
禁忌症 一般禁忌症。硫化水素型では、皮膚・粘膜の過敏な人、特に光線過敏症の人。飲用の場合は、下痢のとき。
酸性泉 殺菌効果や、月経障害などに効果があるが、肌の弱い方や乾燥肌の方にはおすすめしません。代表的な温泉は「岡本屋旅館」
適応症
(浴用)
一般適応症、慢性皮膚病
適応症
(飲用)
慢性消化器病
禁忌症 一般禁忌症、高齢者の皮膚乾燥病。飲用之場合は、下痢のとき。
放射能泉 放射性物質として良く耳にするラドンやトロンを多く含む温泉。被爆の心配はない。癌に効くと言われている。代表的な温泉は「旅の宿さつき」(日田市)。
適応症
(浴用)
一般適応症、痛風、高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病、慢性婦人病、慢性胆嚢炎、胆石症。
適応症
(飲用)
痛風、慢性消化器病、慢性胆嚢炎、胆石症、神経痛、筋肉痛、関節痛
禁忌症 一般禁忌症

一般適応症は以下の症状のことを指します。

  • 神経痛
  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • 五十肩
  • 運動麻痺
  • 関節のこわばり
  • うちみ
  • くじき
  • 慢性消化器病
  • 痔疾
  • 冷え性
  • 疾後回復期
  • 疲労回復
  • 健康増進

一般禁忌症は以下の症状のことを指します。

  • 急性疾患(特に熱のある場合)
  • 活動性の結核
  • 悪性腫瘍
  • 重い心臓病
  • 呼吸不全
  • 腎不全
  • 出血性の疾患
  • 高度の貧血
  • その他一般に病勢進行中の疾患
  • 妊娠中(特に初期と末期)
  

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